長井小児科医院
TEL 0774-73-2335
お薬について
お薬の苦手な場合は優先順を教えますのでお尋ねください。
定期的にきっちりと投与が必要な薬(例 抗生剤、アレルギー予防薬など) や
症状に応じて減量可能なものがありますので薬について疑問があればお尋ねください。
薬の上手な飲ませ方・使い方
坐薬
使う前に数分手に持ち温めます。
挿入時にワセリンや保湿クリームなどを先端に塗ると痛くないです。
塗り薬
保湿剤
プロペト、ワセリン、ヒルロイドクリーム、ヘパリン類似物質クリーム
清潔な患部にたっぷり塗る。
ステロイド剤
皮膚に及ぼす効果で強いステロイド剤から弱いステロイド剤まで様々な種類があります。
ステロイドの塗り薬が皮膚から吸収されて血液中に入ることはほとんどないので、
外用薬で全身にステロイド症状がでることはありえません。
目薬
下眼瞼をめくり眼球と下眼瞼の隙間に一滴
眼球を圧迫しないようにご注意ください。
内服薬
飲む時間は必ずしも食後でなくていいです。
保育園では飲ませないでください。この場合は、朝、帰宅後、寝る前で内服。
水薬の与え方
容器を振ってからスボイドでひとメモリを吸い取り
コップか哺乳瓶に入れて与えてください。
粉薬の与え方
少しの水で団子状にこねて口の中に入れる。
ゼリー、ヨーグルト、プリンにまぶせるか混ぜ込んで飲ませる。
水やジュースなどに溶かすと苦くなるのでお勧めしません。
保存は子供の手の届かないところに
粉薬 冷暗所、ひとシーズンはもちます。
水薬 冷暗所 1週間ほどもちます。
坐薬 冷所
目薬 暗所保存。開封して1か月たった目薬は使用しない。
塗り薬 常温
子どもの病気と抗菌薬について(抗菌薬の適正使用)
風邪症状(上気道炎・気管支炎)
✔ウイルス性の病気が多く抗菌薬は必要ありません。
特に近年、ヒブと肺炎球菌のワクチンを乳児期にすることになってからは、
乳幼児の重症感染症は激減しています。
✔診察で抗菌薬が必要な場合は根拠を説明して処方いたしますので、
きっちりと投薬分を内服してください。
✔内服後も改善がない際には再診をお願いいたします。
嘔吐下痢(感染性胃腸炎)
✔乳幼児のほとんどが、ノロウイルス、ロタ、アデノウィルスが原因の場合が多く、
抗菌薬は無効です。
✔年長児の場合は特にキャンピロバクタ菌、サルモネラ菌などがありますが、
比較的に容易に診断可能です。