長井小児科医院
TEL 0774-73-2335
保育園、幼稚園、学校関連について
学校園の感染症と登園届
学校園感染症と登園をさける期間、登園届
感染症罹患時の登園停止基準と登園届
どのような感染症が登園停止になるか表にしています。
登園基準になれば登園届を渡します(文書料金不要)。
疾患の説明
インフルエンザ
突然の高熱、全身倦怠感強く、咳・鼻水など上気道症状が続く。伝染力強。
百日咳
特有な咳が数か月続く。咳は夜間に強くでる。乳幼児は重篤化しやすい。熱はでない。
麻疹
3日程の風邪症状の後に高熱とともに全身に発疹が出現する。重症感があり。伝染力強。
流行性耳下腺炎
耳介の下部や顎の下が腫れて痛くなる。発熱もある。合併症に注意。
風疹
軽い風邪症状とともに全身に発疹でる。3日ほどで消える。妊娠初期の罹患で胎児に影響でる。
水痘
数ミリのブツブツが全身に出る、一部のブツブツは水泡をもつ。伝染力強。
咽頭結膜熱
発熱、のどの痛み、首のリンパ節腫れ、
目の充血あり。アデノウイルス感染症。
乳幼児かかりやすく。園などで流行する。
溶連菌感染症
溶血性連鎖状球菌が原因の扁桃腺炎。のどの痛み、
発疹、特有ののどや口腔のの所見あり。
放置の場合、リウマチ熱や腎炎を来すことあり。
手足口病
手足口に数ミリ程度のブツブツがでる。肘や膝、
肛門のまわりにもでる。熱ある場合あり。
ヘルパンギーナ
夏に流行する、熱とノドの痛みあり。
口腔に口内炎あり。
伝染性紅斑
両頬や手足に紅斑が出る。
発疹のでる数日前に熱がある場合もある。
マイコプラズマ感染症
幼児学童から成人まで罹患。発熱と咳が続く。
流行性嘔吐下痢症
ノロウイルスやロタウイルスなどが原因。
突然の嘔吐から始まり発熱、下痢がそのあとに続く。ノロウイルスでは下痢がない場合もある。
サルモネラ感染症、カンピロバクター感染症
細菌性食中毒。原因食材食べて数日以内に発熱、
下痢つづく。下痢は粘血便が特徴である。
急性細気管支炎(RSウィルス感染症)
乳幼児がかかる。乳児は重症化しやすい。喘鳴を伴い咳が出る。高熱を伴い、肺炎を合併しやすい。最近はRSウイルスの他にヒト・メタニューモウイルスも同様の症状を来すことがしられています。
突発性発疹症
乳幼児が罹患する。3日間の高熱あり、自然に解熱し同時に全身に発疹が出る。
食物アレルギー児の食事指示書について
学校や園では食物アレルギーのある児については給食には制限食が必要です。
京都府医師会の様式に準じて診断書と食事制限の指示書を書きます。
今まで出た症状や現在の食事内容についてうかがいます。問診にて問題なければ、
アレルギー検査は必要ではありません。
たずねること
①いままで出たアレルギー症状について
▢いつでたか
▢原因の食材または料理
▢どのような症状がでたか
参考までに、原因食材でおきる急性症状や慢性の症状は以下の場合があります。
摂取後数時間以内に症状が出る場合
かゆみ・蕁麻疹など皮膚症状。
口唇の腫れ、口腔のかゆみ、口やのどの違和感、唇の腫れなど口腔・のど症状。
目の充血やかゆみ瞼の腫れなど眼科症状。
嘔吐、下痢や血便など消化器症状。
くしゃみ、鼻水、咳、喘息、呼吸困難など呼吸器症状。
不機嫌、顔色不良、意識障害や血圧低下などショック症状。
以上の症状が起きた月齢と食事内容または食材は?
慢性の症状
特定の食材で慢性の皮膚炎をきたしている場合=アトピー性皮膚炎
②現在家庭での制限食がどの程度か、食事内容を整理してください
(クリックにてメニューがでますので印刷の上ご利用ください)