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こどもが夜中や休日に具合が悪くなった場合は

休日、夜間に救急受診するべきか判断に迷う場合があります。

そんな時はあわてずに♯8000もしくは、

当番の救急病院にまず電話で症状を説明して相談しましょう。

電話では的確に病状を伝えましょう。

年齢、性別、どんな症状が、いつから、どんな風な症状か、

本人の状態を整理して伝えましょう。

こんな症状を訴えたときのチェックポイントは以下の通りです。

症状によっては至急診察が必要な病態は➡マークをつけて、

疑われる疾患を例示しています。

発熱

何度か? どれぐらいの期間続いているか? 

熱のわりに元気があるかないか? 体のどこかに痛みがあるか?

熱だけ、特に当日の熱で救急受診の必要はありません。

 

痰がからむか? カラ咳か? 夜間か終日か? 喘鳴ともなうか?

発熱、犬の遠吠え様咳、喘鳴、呼吸苦しい➡仮性クループ

喘鳴

息を吸う時にか吐く時にか?

呼吸時に

骨の隙間や鎖骨の上のくぼみがペコペコするか➡初めて発作ならば救急を

苦しくて横になれずに座り込んで息をする➡きつい喘息発作

呼吸困難、顔色不良➡喘息重症

嘔吐

いつからか回数は? 吐物の内容は? 機嫌は?

乳児 時々ギャーとわめく、ぐったり、粘血便➡腸重積

幼児学童 高熱、腹痛、ぐったり➡腹膜炎・食中毒

発熱、我慢できない頭痛➡髄膜炎

頭部打撲のあと、我慢できない頭痛➡脳震盪・頭蓋内病変

下痢

便は、やわらかい? 水のような、色は、血便は、粘液は、腹痛ありか?

血便、顔色不良、腹痛は熱がなくても➡出血性大腸菌の食中毒

下腹部腹痛、頻回の下痢便意➡腹膜炎

頭痛

急にか? 反復するか? 部位は?発熱ありか?

嘔吐は?身体の他の痛みは?

今まで経験のない激しい頭痛➡頭蓋内出血など

発熱、激しい頭痛、嘔吐➡髄膜炎

 

腹痛

急に、徐々に、部位は歩いたりしたり跳ねたりすると痛みが増悪するか?

反復、周期的に、持続して便意をともなうか? 発熱は、嘔吐下痢などは?

腹部の打撲の既往は?

右下腹部、微熱、嘔気➡急性虫垂炎

腹部を打撲後の腹痛➡腹部内臓器の損傷

足の付け根(鼠蹊部)腫れる➡ヘルニア

思春期男児 下腹部痛、睾丸の腫れ痛み➡睾丸捻転

女児 下腹部激痛➡卵巣嚢腫軸捻転

思春期以降女性 生理とまり、下腹部激痛➡子宮外妊娠

反復する激痛➡イレウス(腸閉塞)

♯8000とは 

子ども医療電話相談のことです。

夜間や休日のこどもが急病やケガになった時に医療スタッフが対応法をアドバイスしてくれます。

短縮番号♯8000でつながります。

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